太陽は酸素で燃えているのではなく核融合してエネルギーを生んでいる

       
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太陽は酸素で燃えているのではなく核融合してエネルギーを生んでいる

物が燃えるときは必ず酸素が必要ですよね。たき火をしたりするときでも火が弱いときは、細長い筒などを使ってフーフーと酸素を送り込むじゃないですか。

でも太陽は酸素がない宇宙空間でずっと燃え続けている。不思議ですよね。実はあれ、燃えているんじゃなくて核融合という化学反応によって膨大なエネルギーを生み出しているのが燃えているように見えて、私たちは便宜的に太陽は「燃えている」と言っているんですね。「燃焼」ではなく「核融合」ということです。

全ての原子の原子核が激しくぶつかり合うと(これが核融合)、ものすごく大きなエネルギーが放出されるんですが、これがまさに太陽の内部で起きていて(水素同士の核融合)、熱や光として私たちが住む地球に届いているんですね。その現象があまりにも巨大なので私たちには太陽は燃えているように見えるんです。