サボテンのトゲは枝が変化したもの

       
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サボテンのトゲは枝が変化したもの

サボテンの原産はアメリカ大陸なので自生しているサボテンを見たいと思ったらアメリカでしか見ることはできない植物なんですね。今回はそのサボテンの雑学なんですけど、サボテンのトゲがあるじゃないですか。あれって葉っぱが変化したものだと言われてたりしますけど、実は茎から出る枝が形を変えたものと言った方が正しいんですね。

サボテンが生育する場所は気候的に非常に厳しい環境下に置かれています。夜は寒く昼は高温になる場所で雨が少ない。ですからサボテンの中の水分が蒸発しないよう厚い皮で覆われた構造になっています。葉っぱがないのも水分が逃げていかない知恵なんですね。

トゲは外敵から身を守るためにありますが、サボテンの表面温度が高熱にならないような役割もあってですね、実はこのトゲは強い日差しを散乱していて、もしこのトゲがないと表面温度は約10度も上がってしまいます。