昔は1日2食、江戸時代後期以降は1日3食が食生活の基本

       
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昔は1日2食、江戸時代後期以降は1日3食が食生活の基本

昔と現在の生活様式の大きな違いはですね、電気が通っているかどうかがありますよね。電気(照明)があるかないかでかわってくるのは夜に活動できるかどうかということ。1日の活動時間が大きく変化します。電気(照明)がない時代は夜の明かりはどうしていたかというとローソクですよね。ローソクがあれば夜も活動できました。ただ昔のローソクは質が悪くて短い時間しか火をともすことができなかったんですね。で、ローソクがない時代は寝るしかありません。

夜に光があるかどうかだけが原因ではありませんが、昔の日本人の食事の回数は基本的に1日2食でした(もちろん3食摂る人もいたようですが)。でも江戸時代後期に入ると1日3食という生活に変化していったんですが、理由としては1657年の明暦の大火から復興を遂げるため肉体労働の大工さんが1日を通して働くことになり、1日2食では体がもたず3食を摂り始めたことや、照明が一般家庭にも広がり1日の活動時間が長くなったことがあげられます。