きれいな川が一級河川で汚い川が二級河川というわけではない

       
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きれいな川が一級河川で汚い川が二級河川というわけではない

川のほとりを歩いていると「一級河川○○川」「二級河川○○川」と記載された看板をよく見かけますよね。で、「一級河川」という看板を見て思いませんでした?「ああ、ここはすごくきれいな川なんだな」って。

でもですね、奇麗とか汚いとか、そういう基準で一級河川、二級河川と定められているわけじゃないんですね。

一級河川は高潮や洪水などの災害が発生した場合に大きな被害(財産や人命など)が想定され、また上水道や発電、工業用水道など、経済上国家的に見て大きな河川を言います。一級河川は国土交通大臣が指定します。

二級河川は一級河川以外の河川で量的に一級河川ほど国土保安上・経済上の影響があるわけではない河川のこといい(質的な差はない)、都道府県知事が指定します。

ちなみに全国には一級河川は13994河川が、二級河川は7090河川が指定されています。(2005年時点)