熟してない野菜、緑のキュウリを食べる理由

       
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熟してない野菜、緑のキュウリを食べる理由

キュウリは漢字で書くと胡瓜ですけど、昔は「黄瓜」と書いていたんですね。アレ?って思いません?キュウリって緑色なのにどうして「黄瓜」なのか。

じつはですね、私たちが食べているキュウリは未成熟のものなんです。なぜ熟していないキュウリが売られているのかといいますと熟してしまうとなぜか甘みが薄くなるためなんです。そして熟したキュウリは黄色になる。だから昔はキュウリを「黄瓜」と書いていたんですね。

昔から日本で栽培されていたわけではなくて、日本で栽培されるようになったのは平安時代からです。日本での歴史は浅いですが実は紀元前4000年にはメソポタミアで栽培されていたのでかなり長い歴史があるんですね。原産はインド北部です。

ちなみに常陸水戸藩の第2代藩主・徳川光圀はキュウリのことを「毒多くして能無し。植えるべからず。食べるべからず」といっていたり、庶民にも人気のない野菜だったみたいです。