歌舞伎と能の違い

歌舞伎と能の違い

- 概要 -

歌舞伎とは、日本古来の伝統的な劇で、歌と踊りも行われる。派手な化粧やかつら等が特徴的。能も日本古来の演劇であるが、派手な化粧をする歌舞伎とは違い、能面と呼ばれるお面をして演じられるのが特徴である。

- 詳しい解説 -

歌舞伎とは、日本古来の伝統的な劇で、歌と踊りも行われる。派手な化粧やかつら等が特徴的。元は出雲の阿国という女性から生まれたものであったが、現在では男優しか演じる事が許されておらず、女役も男優がこなしている。「能」とは違って、お面等はつけずに、白地をベースに、血管や筋肉を表現する様に、正義は赤、悪役は青、化け物等は茶色でメイクを施す。エンタメ性が強く、スーパー歌舞伎と呼ばれるド派手なものも存在する。舞台には花道と幕がある点も能とは違う。役者がTV等で芸能人として登場する機会も多い。

能も日本古来の演劇であるが、派手な化粧をする歌舞伎とは違い、能面と呼ばれるお面をして演じられるのが特徴である。お面をしているので、歌舞伎の様な目力を求められたりする事は無いが、お面をつけない役もある。舞台はエプロンステージで、演じる場所はあまり広いとは言えないが、お囃子などを効率よく配置して狭さを感じさせない。歌舞伎とは違って幕が無い。内容は悲劇的で壮大なものが多い。役者は歌舞伎の様にTV出演する事は珍しい。

この世には似て非なるものがたくさんあります。例えば「神社と寺」、「辛口と毒舌」、「カメとすっぽん」、「強力粉と薄力粉」、「カシミアとシルク」などなど。この2つの違いって一体何?と聞かれても、あなたはきっと正確に答えることはできないはず!(たぶん 笑)。知らなくても困らないけど、わかるとすっきりするよく似た2つの用語や物を、このサイトでは559個集めて超詳しく解説しています。ちなみに集めた500個以上のネタはネット上でよく検索されているものばかりなので、けっこうみんな知りたがっていることなんじゃないでしょうか?