細菌とカビの違い

細菌とカビの違い

- 概要 -

細菌とは、バクテリアとも呼ばれる単細胞生物の事である。一方カビとは、きのこを生じない糸状菌の多細胞生物の事である。

- 詳しい解説 -

細菌とは、バクテリアとも呼ばれる単細胞生物の事である。動植物の身体の中に入り込み、その細胞にとりついて栄養を吸いとって毒素を出し、分裂して増えていく。「カビ」とは違い、核膜は無く、大きさも小さい。細菌性の病気にかかった場合は、抗生物質が有効である。抗生物質は、細胞壁を攻撃する為、細胞を持っている細菌は攻撃が可能だが、ウイルスは細胞を持たない為、抗生物質が効かない。その為細菌性の病気でない場合は抗生物質は処方されない(ウイルスが原因の病気の場合でも、免疫が弱っているので、そこを狙って細菌性の病気にやられない様に予防として出される場合もある)。

一方カビとは、真菌とも呼ばれる、きのこを生じない糸状菌の多細胞生物の事である。「細菌」とは違い、胞子が発芽して菌糸を長くのばしていく事によって増殖するのが特徴。また、核膜がある点も違い、細菌よりも大き目である。カビを原因とする病気になってしまった場合は、抗真菌薬を用いて治療を行う。

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