円建てと外貨建ての違い

円建てと外貨建ての違い

- 概要 -

円建てとは、貿易取引の決済(支払い)を日本円で行う事である。一方外貨建てとは、貿易取引の決済を、円では無く各種外貨で行う事である。

- 詳しい解説 -

円建てとは、貿易取引の決済(支払い)を日本円で行う事である。円高(円の価値が高い)時に、日本が円建てで外国から買い物をした場合、日本側は利益が上がり、外国側の利益は下がる。円安の時は、その逆になる。「外貨建て」とは違い、円建てによる日本の預貯金の場合は為替は為替レートの変動に左右されない為、元本割れはしない。しかしその分利息はかなり低く、一定以上のリターンは見込めない。

一方外貨建てとは、貿易取引の決済を、円では無く各種外貨で行う事である。ドルで取引をする場合は「ドル建て」と呼び、ユーロで取引する場合は「ユーロ建て」と呼んだりもする。日本から見て外貨預金(日本円を外貨に交換してから貯金する。利息は外貨でつく)は、外貨建ての一種になる。「円建て」とは違い、最初に日本円を外貨に替える為、その時の為替レートが円高である方が有利になる。そして、円安のタイミングで外貨を円に替えると、為替差益が手に入る。以上の様に為替レートの変動に大きく左右される。預貯金の場合等は、うまくいけばハイリターン、失敗すれば元本割れする点が円建てと大きく違う。

安定を重視するなら円建て、リスク承知の上でハイリターンをのぞむなら外貨建てが良いとされる。

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