麹と酒粕の違い

麹と酒粕の違い

- 概要 -

麹とは、米や麦、豆等を蒸したものに、麹菌(こうじかび)を繁殖させたものの事で、主に酒や醤油、みそ等を醸造する際に用いられる。酒粕とは、清酒のもろみ(醸造して発酵が済んだあとにまた粕をこしていないもの)をしぼった残りかすの事である。

- 詳しい解説 -

麹とは、米や麦、豆等を蒸したものに、麹菌(こうじかび)を繁殖させたものの事で、主に酒や醤油、みそ等を醸造する際に用いられる。こうじかび自体を指す場合もある。「酒粕」とは違い、麹は酒を造る「前」段階のものである。麹を原料として甘酒を作った場合、酒粕で作った物とは違ってアルコール分は含まず、砂糖などを用いない天然の甘味があり、カロリーは低いが、割高である。

酒粕とは、清酒のもろみ(醸造して発酵が済んだあとにまた粕をこしていないもの)をしぼった残りかすの事である。「麹」とは違い、酒粕は酒を造った「後」の段階のものである。主に漬物(奈良漬等)や魚の保存用、蒸留して焼酎を造ったり、かす汁等で用いられる。酒粕を使って甘酒を作った場合は、アルコールが残っており、砂糖などを加えて甘くする為カロリーが高く、安く作る事が出来る。

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