気候と気象の違い

気候と気象の違い

- 概要 -

気候とは、特定の地域の気温や雨量等を長期間分データとして蓄積し、平均したものの事で、風土とも呼ばれる。長年に渡りほとんど変化をしないもの(パターンや傾向)になる。一方気象とは、大気の状態変化を物理的な現象として捉えたもので、雨風雷といった、大気中に生じる諸現象の事を指す。

- 詳しい解説 -

気候とは、特定の地域の気温や雨量等を長期間分データとして蓄積し、平均したものの事で、風土とも呼ばれる。長年に渡りほとんど変化をしないもの(同じ様なパターンや傾向)になる。その地域の気候を表現する為には、約30年程度のデータが必要とされる。具体的には「北海道は冬の寒さが厳しく、梅雨が無く、台風もあまり上陸しない」「沖縄は亜熱帯に属しており、一年を通して気温が高い」といった統計的にみられる傾向を気候と呼んでいる。

一方気象とは、大気の状態変化を物理的な現象として捉えたもので、雨風雷といった、大気中に生じる諸現象の事を指す。「気候」とは違い、長年の傾向などでは無く、その時々のリアルタイムの状況や変化について表したものである。その為、一日の中でもコロコロと変わるものという事になる。日々変化する「気象」データの積み重ねから導き出されたのが、その地域の「気候」である。

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