ウイルスとばい菌の違い

ウイルスとばい菌の違い

- 概要 -

ウイルスとは、ビールスとも呼ばれ、生きた動植物や細菌等に寄生して、その細胞の中でのみ増殖する病原体の事である。自分で細胞を持たない。ばい菌とは、細菌とも呼ばれ、動植物の身体の中に入り込み、その細胞にとりついて栄養をすいとって毒素を出し、分裂して増えていく。ウイルスとは違い自分の細胞を持つ。

- 詳しい解説 -

ウイルスとは、ビールスとも呼ばれ、生きた動植物や細菌等に寄生して、その細胞の中でのみ増殖する病原体の事である。大きさは900マイクロナノメートル程かそれより小さく、ばい菌よりももっと小さい。自分で細胞を持たない為、他の生き物の細胞に入り込まないと生きていくことが出来ない点がばい菌と違う。寄生した細胞の中で自分のコピーをどんどん増やしていく(分裂では無い)。ウイルス性の風邪にかかった時は、抗生物質が効かない為、自身の免疫力で退治するしかない。かわりに、ウイルスの情報を覚えさせている抗ウイルス薬があり、これを打つことでそのウイルスに対する免疫抗体を作っておき、ウイルスが侵入してきた際にすぐ免疫で攻撃出来る様にしておく。

ばい菌とは、細菌とも呼ばれ、動植物の身体の中に入り込み、その細胞にとりついて栄養をすいとって毒素を出し、分裂して増えていく。ウイルスとは違い自分の細胞を持つ。大きさは5マイクロメートル程かそれよりも小さく、ウイルスよりは大き目である。ウイルスとは違い、他の細胞にくっついていなくても、湿度や温度等の条件がそれなりに揃っていれば、単体でも生存は可能。細菌性の病気にかかった場合は、抗生物質が有効である。

抗生物質は、細胞壁を攻撃する。ばい菌は自身が細胞を持っている為攻撃が可能だが、ウイルスは細胞を持たない為、抗生物質が効かない。

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