水蒸気爆発と水素爆発の違い

水蒸気爆発と水素爆発の違い

- 概要 -

水蒸気爆発とは、地下の水蒸気が地下のマグマ等によって急激に温められて圧力を増し、爆発して周囲の岩石等を吹き飛ばす事である。水素爆発とは、水素と酸素が一定の割合で混じりあった所に点火する事で起きた大爆発の事である。

- 詳しい解説 -

水蒸気爆発とは、地下の水蒸気が地下のマグマ等によって急激に温められて圧力を増し、爆発して周囲の岩石等を吹き飛ばす事である。「水素爆発」とは違い、水が瞬時に気化し、体積が一気に膨脹して周りにある物を吹き飛ばす仕組みになっている。水素爆発とは違い、核燃料の粒子をとりこんで遠くまで吹き飛ぶ事になる為、福島原発で起きた爆発が水蒸気爆発であれば、チェルノブイリ同様、かなりの放射性物質が広範囲に拡散されたという事になる。

水素爆発とは、水素と酸素が一定の割合で混じりあった所に点火する事で起きた大爆発の事である。酸素がある事によって、燃える気体である水素の酸化が一気に起き、一瞬で大量の熱が発生して周囲にある気体の体積を一気に膨脹させる事によって起きる現象。ガス爆発の様なイメージになる。東日本大震災時に福島原発で起きた爆発は、この水素爆発であったとされており、本当に水素爆発であったのならば、水蒸気爆発とは違い、爆発時に核燃料を飛ばしていないと考えられる。

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