寡占と独占の違い

寡占と独占の違い

- 概要 -

寡占とは、少数の企業だけが社会全体の需給量と市場価格とを支配・操作してしまえる様な状況の事である。独占とは、一つの企業だけが社会全体の需給量と市場価格とを支配・操作してしまえる様な状況の事である。

- 詳しい解説 -

寡占(かせん)とは、少数の企業だけが社会全体の需給量と市場価格とを支配・操作してしまえる様な状況の事である。独占とは違い、消費者はいくつかの中から選べる状況にある訳で自然と競争になりそうなものであるが、少数企業同士で共謀して価格の引き上げを行ったり、相手側の動向を見て自分側の動きを決める等、お互いに依存関係になりやすい。かといって、競争競争と意気込み値下げ競争を続けていくと、いずれも利益がどんどん減ってしまい、そのしわ寄せは従業員に行くので、難しい問題でもある。

独占とは、一つの企業だけが社会全体の需給量と市場価格とを支配・操作してしまえる様な状況の事である。寡占とは違い、競争する相手も影響を与えてくる相手も存在せず、必要とする人は全て自分の所に買いに来てくれる為、価格を上げたり品質を低下させても買い手はそこで買うしかない状態になる。これは消費者にとってはデメリットしか無い為、独占禁止法に基づいて公正取引委員会が市場監視を行っている。

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