ゲルとゴムの違い

ゲルとゴムの違い

- 概要 -

ゲルとは、コロイド溶液が流動性を失って、粘度が上がってゼリーの様に固まった「状態」事で、ゴムとは、天然ゴムと合成ゴムに分けられる、弾性を示す高分子化合物の事である。

- 詳しい解説 -

ゲルとは、ジェルとも呼ばれ、コロイド溶液(ゾル・液体状)が流動性を失って、粘度が上がってゼリーの様に固まった「状態」の事である。化学ゲルと物理ゲルに分類される。例えば、ゼラチンや寒天等の濃度の濃い溶液が該当する。熱する事によってゾルになり、冷やすとゲルになるものと、ゲルになった後はゾルにならないものがある。オールインワンゲル等、化粧品にもよく利用されている。ゴムより架橋点が少なく、多くの水分を含む事が出来る為、応答がゴムよりも大きく、元に戻る時間も長い。ゴムの様に伸び縮みするゲルが東京大学の教授によって開発された。

ゴムとは、天然ゴムと合成ゴムに分けられる、弾性を示す高分子化合物の事である。輪ゴムや車のタイヤ、ズボンのウエストゴムやゴム手袋等、身近な所で形は違えど、様々なゴムが使われている。天然ゴムはゴムの木からとれたラテックスから作られ、合成ゴムは石油等から必要な炭化水素を取り出したりして、人工的に作られる。ゲルとは違い、ゴムは「物質名」である。

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