懸念と懸案の違い

懸念と懸案の違い

- 概要 -

懸念とは、悪い事が起こるかもしれないといった不安な気持ちになる事で、懸案とは、解決すべき問題として認識されているにも関わらず、まだ解決するに至っていない問題の事である。

- 詳しい解説 -

懸念(けねん)とは、悪い事が起こるかもしれないといった不安な気持ちになる事である。「心配」とも似ているが、心配の様な個人的な事ではなく、もしその不安が的中した場合悪い影響がある範囲が社会的に広い場合に用いる。「懸案」とは違い、どの様な事が問題なのか具体的にハッキリしていなかったり、実態がはっきりしない様な場合にも用いられる。今現在の問題というよりは、今後の問題に対して気にかけているものである。「今後の両国の関係が懸念される」「懸念材料が多すぎて、未来は暗い」といった使い方をする。

懸案とは、解決すべき問題として認識されているにも関わらず、まだ解決するに至っていない問題の事である。「懸念」とは違い、問題が具体的でハッキリしている・実態がある問題に対して用いられる。また、不安に思う様な気持ちではなく、「解決が必要なのにしていない」という状態を表す言葉である点も違う。「次会までの懸案事項とする」といった使い方をする。

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