毛皮とファーの違い

-　詳しい解説　-

毛皮もファーも、獣類の毛がついた状態の皮の事、もしくはその皮を利用して作られた製品の事である。保温性が高く、手触りがなめらかで、見た目も華やかになるのが特徴である。ただ、やはり自然の物なので、湿気に弱かったり、カビたりしやすい等、手入れは難しく手間がかかる。昔は遠慮なく着用されていたものだが、現在では動物虐待だという事で、毛皮を着ない事を高らかに宣言するセレブや、自社製品には使用しないと明言したハイブランド等も登場している。

ファーは、本物の毛皮を使ったものは「リアルファー」、人工的に似せて作られたものは「フェイクファー」と呼んで区別する場合がある。フェイクファーの場合は毛皮よりも価格的に安く、動物を殺して得たものでは無い為、気持ち的にも購入に踏み切りやすい。だが、やはり保温性や見た目の美しさといった点では本物の毛皮には劣ってしまう。とはいえ誰でも見た目で判断出来る訳では無い為、例えば結婚式等、殺生を連想させる服装はNGとされている様な場所には例えフェイクであっても身に付けて行かない方が賢明である。