アスベストと石綿の違い

アスベストと石綿の違い

- 概要 -

アスベスト(asbestos)とは、繊維状の鉱物である。防音性と断熱性に優れ、主に建築素材として用いられてきた。石綿とは、アスベスト(オランダ語)の日本語表記で、全く同じ物である。

- 詳しい解説 -

アスベスト(asbestos)とは、繊維状の鉱物の総称である。熱や薬品に強く、防音性と断熱性に優れている為、主に建築素材として用いられてきた。だが、1970年代に発がん性があるとされ、欧米で使用が禁止された。日本はこの対策が遅れた為、多くの被害者を出してしまった。物にもよるが、その大きさは髪の毛よりもよりもずっと細く、目に見えない程の微細で空気中に浮遊しやすく、呼吸時に吸い込まれやすい。その上排出がされにくく、肺で分解されずに体内に蓄積されやすい為、吸入してしまってから数十年という長い年月が経過した後に肺がん等を発症する場合がある。

石綿とは、アスベスト(オランダ語)の日本語表記で、全く同じ物である。現在使用は制限されているが、それ以前に建てられた建物等の解体時の対策等が問題になっている。

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