お吸い物とすまし汁の違い

お吸い物とすまし汁の違い

- 概要 -

お吸い物は味付け・見た目に関わらず、スープ料理に類するもので、汁だけでなく具もメインとして楽しむものである。すまし汁は旬の具材を入れた汁もので、具よりも汁をメインに楽しむものである。

- 詳しい解説 -

お吸い物は出汁をとった汁に味噌やしょうゆ、塩などで味付けしたもので、具材は野菜や魚介類を主に使用している。汁物の一種と思われがちだが、汁だけでなく具材も実と呼んでおかずの一つとして楽しむ料理であるため、スープ料理に類する。 傾向として酒の肴やそれに類するおかずとともに食すことが多い。

すまし汁はお吸い物と同様に、出汁をとった後、醤油や塩で味をつけるが、澄んでいる汁が特徴であるため汁が濁る味噌は使わない。一般に、具材には旬の食材が使われ、節句に食べる酢飯を使った料理や、めでたい席などでよく食され、ご飯ものに付く汁物である。

つまり、両者の違いは「具がメインか汁がメインか」「おかずの類いか汁物の類いか」「汁が澄んでいるか否か」である。

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