学院と学園の違い

学院と学園の違い

- 概要 -

学院、学園ともに学校という意味に大きな違いはないが、学院はキリスト教で学問に重点を置いている教育という傾向で、学園はキリスト教以外で学業以外にも養育という傾向が強い。

- 詳しい解説 -

学院、学園ともに辞書的意味では学校を表し、特に一般的には私立であることが多い。厳密に差は定められるなどはされていないものの、実際には大きく3点の傾向がある。

1点目は宗教である。学院とされている学校はキリスト教を信条としている場合が多い。一方で学園と名のつく学校は仏教・神道を信条としたり、宗教に関わらないものが多い。
それは「修道院」という言葉からも分かるように「院」の文字がキリスト教をイメージさせるためであると思われる。
2点目は学校以外の施設の用いられ方である。私立の学校以外に用いられる場合、「学院」は塾など「勉強・学問」に重点を置く施設であることが多く、「学園」は児童養護施設など、「学問以外の養育」に担う施設で用いることも多い。
3点目は補足的なものではあるが、文字自体の意味の違いである。「院」には「何かが行われる建物」という意味があり、寺院・修道院など宗教色をイメージさせる。「園」には「何かが集まる場所」という意味があり、保育園・植物園など「育てる」というイメージがある。これらのイメージの違いは2点目の「用いられ方」に影響していることが分かる。

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