住民自治と団体自治の違い

住民自治と団体自治の違い

- 概要 -

地方自治の本来からの在り方を指す両輪、「住民自治」と「団体自治」。「住民自治」とは、当該地方における地域の住民が、自ら意見や投票権等を使用して責任のある意思を表明し、自治体はその意思に基づいて行政処理を行うことを原則としたもので、一方、「団体自治」とは、国から独立した市や町、特別区などの団体機関が、自身の権限と責任を駆使して行政処理を行うことを原則とすることである。

- 詳しい解説 -

「住民自治」と「団体自治」は、国という大きな組織ではなく、自ら治める権利をもつ自治体における、本来の在り方の要素とされる‘地方自治の本旨’のことである。「住民自治」は一般的な住民自身の意思を、「団体自治」は国から独立した市町区等が自身の権限のもと、この両者をうまく機能させることで地方自治を運営する考え方を指す。

「住民自治」とは、当該地方において行政を行う場合に、その地域の住民は投票や意見を積極的に行うなどすることで、意思を責任もって表明し、一方、自治体は住民の意思と責任をくみ取り、それに基づいて行政処理を行うという原則を示したものである。
「団体自治」とは、ある一定の地域を基礎として、国から独立した都道府県や市、町、特別区などの団体機関が、国に頼ることなく自身がもたされた権限と責任を駆使して行政処理を行うという原則を示したものである。

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