贈呈と贈与の違い

贈呈と贈与の違い

- 概要 -

「贈呈」も「贈与」も、人に改まった形で何かを与えることを指す点に違いはなく、使い分けに決まりはないが、特に「贈与」とした場合には、高額の金品や土地、不動産、株式などの財産になるような物を相手に与える、税金が関わるような契約取引の場合に使用される。

- 詳しい解説 -

「贈呈」とは「ぞうてい」と読み、人に改まって物を贈る、もしくは差し上げることをいう。例えば、卒業生に花束を贈呈する、退職記念品の目録を贈呈する、功労者に感謝状を贈呈するなどというように使用する。
一方、「贈与」とは「ぞうよ」と読み、人に改まって物を与えることをいう。例えば、財産を息子に生前贈与する、土地不動産を法人に贈与する、財産の受け取りに際し贈与税が課税されたなどというように使用する。

つまり、「贈呈」も「贈与」も相手に改まった形で何かを与えることをいう点に違いはなく、使用する際に特別な決まりはない。しかしながら、「贈与」とは、話し言葉では用いられない語であり、専ら、土地や不動産、財産、株式など税金が関わるような契約取引等で使用される語である。

この世には似て非なるものがたくさんあります。例えば「神社と寺」、「辛口と毒舌」、「カメとすっぽん」、「強力粉と薄力粉」、「カシミアとシルク」などなど。この2つの違いって一体何?と聞かれても、あなたはきっと正確に答えることはできないはず!(たぶん 笑)。知らなくても困らないけど、わかるとすっきりするよく似た2つの用語や物を、このサイトでは559個集めて超詳しく解説しています。ちなみに集めた500個以上のネタはネット上でよく検索されているものばかりなので、けっこうみんな知りたがっていることなんじゃないでしょうか?