薔薇と牡丹の違い

薔薇と牡丹の違い

- 概要 -

薔薇の特徴はトゲがあること、かぐわしい香りがあること、またそれゆえに香水が作られることである。牡丹の特徴はは色のつき方、有効成分があり、それゆえに薬用として利用されることである。

- 詳しい解説 -

薔薇はバラ科の落葉低木の植物。一つの花で何枚もの花弁が重なっているが、それぞれの花弁の大きさに差はない。茎に多数のトゲがあるのが最大の特徴で、種類や色などが豊富である。その中でも良い香りのするものは、香水を作るための原料として用いられることが多い。

牡丹はぼたん科の落葉低木の植物。色は薔薇ほど多くないが、花弁の色のつき方が特徴的であるので、ぼたんエビ・猪肉の「ぼたん」などと食品の名前に用いられることもある。一つの花でも花弁の大きさに差があることが多い。中国が原産で、牡丹の根の部分には薬用の効果を期待され用いられてきた。

薔薇も牡丹も美人の象徴として慣用句にもなっているが、薔薇にはトゲがあるため、華やかさとともに攻撃的な意味合いも含まれる。一方で牡丹は単純に咲く姿の美しさに着目されて比喩に用いられる。製造されるものは、それぞれの持つ性質的な特徴の違いが表れている。薔薇は香りが魅力的なので香水、牡丹は成分に有用性があるので薬用といった具合である。

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