梅と桜の違い

梅と桜の違い

- 概要 -

梅は早春に咲き、花の数は多くなく、丸い花弁、ザラザラの木、梅の実がなる。桜は主に春に咲き、花の数が多く特徴的な形状の花弁、ツヤのある木、サクランボの実がなる。

- 詳しい解説 -

梅はバラ科で、早春に花を咲かせる樹木である。花弁は丸く、木の幹の表面はザラザラとしている。一節に一つの花しかつけないので花の数は多くはない。その主張しすぎない静かな美しさが当時の文化や人々の感性に広く受け入れられ、奈良時代までは「花といえば梅」とされていた。文学的に花の終わりは「枯れる」ではなく「こぼれる」と表現される。梅の実は漬物や酒などに用いられる。

桜もバラ科である。主に春に花を咲かせるが、秋に咲く種類もある。花弁は楕円の一端に切れ目の入った形で、木の幹の表面はツルツルしていて、横方向に縞模様が入っている。一節にいくつもの花が咲くので、花の数は多い。その華やかさと潔く散る様子から、武士の象徴とされ、平安時代以降は「花といえば桜」と認識されるようになった。花の終わりは「枯れる」ではなく「散る」と表現される。実はサクランボで、スイーツなどに用いられる。

同じバラ科なので一見すると似ているが、咲く季節・形状・実・文化など、それぞれ異なる特徴は多い。

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