かまぼことはんぺんの違い

かまぼことはんぺんの違い

- 概要 -

かまぼこは白身魚のすり身を加熱したもので、歯ごたえのある食感である。それに対してはんぺんは白身魚のすり身に山芋を加えて加熱したもので、食感はフワフワとしている。

- 詳しい解説 -

かまぼこはスケトウダラなどの白身魚のすり身を特定の形状に形成し、あぶり焼き、もしくは蒸すなどの加熱方法で製造する。一般にすり身を木の板に半円状に擦り付け、蒸したものを「板かまぼ」、幅のある串にすり身を付けて笹の葉状に形成し、あぶり焼きにしたものを「笹かまぼこ」という。他にもさまざまな食材をすり身に混ぜ合わせたものもある。

はんぺんも材料には白身魚のすり身を使用するが、その他に山芋などの粘り気のある芋類も必須の材料である。市販のものはここに卵白を加えることも多い。加熱方法は茹でることが主で、蒸す場合もある。

かまぼことはんぺんの最大の違いは山芋と卵白を加えたことと、それに伴う食感である。かまぼこは山芋は入っておらず、すり身が密な状態であるため、プリプリあるいはモチモチとした歯ごたえのある食感だが、はんぺんは山芋が入ることですり身同士の間に空気が取り込まれフワフワとした食感に仕上がる。市販のものはよりフワフワとさせるために卵白も入っている。

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