エアコンとヒートポンプの違い

エアコンとヒートポンプの違い

- 概要 -

ヒートポンプとは空気の温度を交換するシステムのこと。それを搭載している冷暖房両方揃った空調がエアコンで、搭載していないエアコンは厳密にはクーラーである。

- 詳しい解説 -

熱には高いところから低いところへ移動するという性質がある。それを利用したシステムがヒートポンプである。ヒートポンプの中には冷媒という物質が満たされていて、冷媒は空気中にある熱を集めてくれる性質を持っており、その冷媒が熱交換器とよばれる機械を通って冷たい空気を温かく、または熱い空気を冷たくする。このようにして空気の温度をコントロールする。このシステムは冷蔵庫や洗濯乾燥機などにも利用されている。

空調にはヒートポンプシステムは使われているものとそうでないものがある。ヒートポンプシステムがなく「高いところから低いところへ移動するという性質」だけの空調の場合、室内の熱い空気を外へ出す”冷房”のみで、冬には寒くて使うことが出来ない。つまりこれがクーラーである。ヒートポンプシステムはその逆も可能なので、ヒートポンプ搭載のエアコンは暖房も可能である。

つまり、ヒートポンプは「システム」、エアコンはそのシステムを搭載した「電化製品」である。

この世には似て非なるものがたくさんあります。例えば「神社と寺」、「辛口と毒舌」、「カメとすっぽん」、「強力粉と薄力粉」、「カシミアとシルク」などなど。この2つの違いって一体何?と聞かれても、あなたはきっと正確に答えることはできないはず!(たぶん 笑)。知らなくても困らないけど、わかるとすっきりするよく似た2つの用語や物を、このサイトでは559個集めて超詳しく解説しています。ちなみに集めた500個以上のネタはネット上でよく検索されているものばかりなので、けっこうみんな知りたがっていることなんじゃないでしょうか?