江戸時代の藩の代表はツケでお酒を飲んでいた

江戸時代の藩の代表はツケでお酒を飲んでいた

飲み屋などで、常連客になると「ツケで!」とその場で支払わずに会計を後日に回すことが出来ます。店側と信頼関係を築いていた人に限って、ツケで飲むことが許されてたのです。

江戸時代にもツケで飲んでいる人がいました。当時ツケで飲めた代表的な人といえば、藩の留守居役です。藩の代表として江戸に駐在している外交官であった彼らは藩のお金を自由に使えるため、資金が潤沢でした。

彼らはよく会合を開いていました。幕府に対してどのように対応していくか、額を寄り合わせて話し合う機会が多かったのです。そして、会合は酒の席でおこなわれることが多かったのです。

そして会計は多くの場合「ツケ」でした。あとで店の者が藩の江戸屋敷を訪ねて、藩の財政の中から支払われていたのです。