江戸時代からあったゴミを埋め立てる夢の島

江戸時代からあったゴミを埋め立てる夢の島

ゴミを埋め立てて島を作る発想は、実は江戸時代からありました。江戸時代の人々は非常にリサイクル上手で、ゴミの9割以上はリサイクルされていました。幕末の日本を訪れた外人たちは一様に驚いたほどです。

そんな江戸でも、やはりゴミの投棄などが起こることがあり、それを問題視した幕府は、1655年にゴミを川に捨てる事を禁じ、隅田川の顆粒にある永代島に捨てるよう御触れをだしたのです。

それ以来、江戸のゴミはまず裏長屋の空き地に穴を掘って作った芥溜めに捨てられ、それを町ごとにある大芥溜に集めた後、これを幕府に認められた処分業者が船で永代島に運ぶというシステムが出来上がりました。

1730年になると永代島はゴミで一杯になってしまったので、深川越中島が新しいゴミ捨て場となったのでした。