決闘をすると罰金200円也

決闘をすると罰金200円也

決闘というのは、人と人が、双方が合意した上で闘うことです。決闘はゲルマン人が始めたものとされ、15世紀末にフランス貴族の間で広まりました。日本においても決闘が行われていました。有名なのは堀部安兵衛が活躍する「決闘高田馬場」などでしょう。必ずしも1対1というわけではなく、複数対複数の場合にも決闘という言葉が使われていたようです。

今の時代、決闘をしたらどうなるのでしょうか。決闘をしたならば、決闘を申し込んだ者、決闘を受けた者、決闘の場所を提供した者、決闘の立会人となった者の四者に罰金が科せられます。罰金は決闘をした者は20〜200円、決闘を申し込んだだけであれば10〜100円、決闘の場所を提供した者もしくは立会人となった者には5〜50円の罰金が科せられるのです。

値段を聞いて安さに驚いたことでしょう。これは明治時代から変わらない法律であるため、当時の貨幣価値では大金であったものが現代では安いためそう感じるのです。

当然、決闘の末に怪我を負わせたり、殺してしまったりすれば重い刑罰を受けることとなります。