時計の針が右回りの理由〜なぜ右回りなのか

時計の針が右回りの理由〜なぜ右回りなのか

私たちは右回りのことを「時計回り」と当たり前のように言いますが、なぜ右回りのことを「時計回り」というようになったのかを考えたことがありますか?

この理由を知るためには原始的な時計を考えると分かります。原始的な時計というのは機械式時計が出現する前の時計のことであり、つまり日時計のことです。日時計は影の動きによって時間を図っていましたが、この影の動きは右回りに動いていたのです。機械式時計もこの日時計の日影の動きに倣って、右回りのなったのです。ちなみに、十二支なども右回りになっていますが、これも日時計に倣ったものだといいます。

ここで疑問が起こるかもしれません。北半球では確かに日時計は右回りだけど、南半球では左回りだよな?と。確かにそうです。つまり、時計の針が右回りである事は、時計を作ったのが北半球の人間であることの証拠でもあるのです。