黄桜酒造の社名の由来

黄桜酒造の社名の由来

日本を代表する酒造メーカーの一つに「黄桜酒造」があります。音楽に合わせてカッパが登場するCMは誰でも見たことがあるでしょう。桜といえば、桜色という言葉が示すように、淡いピンク色をしているものです。黄色い桜って何だろう?と首をかしげる人も多いでしょう。

しかし、黄色或いは黄緑色の花を咲かせる桜が実在するのです。黄色い花を咲かせることから、「鬱金桜」と呼ばれます。黄色い花だからと言って「黄桜」とは呼びません。

黄色というよりは、どちらかというと黄緑色寄りの色をしているため、葉の色に似ていて、花はあまり目立ちません。満開になってもとても控えめな桜なのです。

実は「黄桜酒造」の創業者が鬱金桜を愛していたのでした。このため、清酒の名前に黄桜という名前をつけ、これが会社を代表する清酒として、やがて社名になったのでした。