警察官や消防官、自衛官が殉職したら二階級特進する理由

警察官や消防官、自衛官が殉職したら二階級特進する理由

日本では、殉職した警察官は二階級特進をすることとなっています。これは殉職した警察官の功績をたたえるための制度であり、例えば巡査部長が殉職した場合には、その二階級上の警部になります。

日本の警察制度ができたのは明治時代のことですが、殉職すると二階級特進するという制度はそのころからの慣例となっています。法律で規定されているわけではなく、警察内部の殉職委員会が決めていることです。

二階級特進の制度は大日本帝国時代に軍隊に対しても行われていました。戦死した兵士を二階級特進させる制度です。警察官の二階級特進もこの日本軍のものに倣ってきめられたもののようです。

また、二階級特進制度は警察官ばかりではなく、自衛官や消防官も殉死した場合には適用されるようになっています。