正露丸のラッパノマークの意味・由来

正露丸のラッパノマークの意味・由来

正露丸と言えば「ラッパのマーク」で有名ですが、このラッパのマークには理由があります。

正露丸が大幸薬品から発売されたのは1902年のことでした。この3年後、日本が日露戦争に勝利したことにちなん「征露丸」と改められました。ロシアを漢字で表記すると「露西亜」、すなわち「露西亜を征服した」という意味で「征露丸」となったのでした。

戦勝記念の胃腸薬ということで、トレードマークも軍隊の進軍ラッパとなったのでした。だれもが聞きなれた正露丸のCMのラッパのメロディーは、軍隊の食事ラッパがそのまま採用されたものです。

後にロシアとの外交関係を考慮して、「征露丸」は「正露丸」の名称に戻されることとなりました。