ハリネズミの針は生まれてくる赤ちゃんにもある

ハリネズミの針は生まれてくる赤ちゃんにもある

ハリネズミは、外敵から身を守るために、鋭い針を持っていることで知られます。これは成長とともに発達するものではなく、赤ん坊にも立派な針があるのです。

だとすれば母親のハリネズミは出産する時、怪我をしてしまわないのかという疑問が起こります。針を持ったまま生まれては、産道や子宮が傷だらけになることでしょう。しかし、大丈夫です。赤ん坊のハリネズミは、母体を傷つけないために、針が肌の下に隠された状態で生まれてくるのです。

また、ハリネズミはいつでも針を立てているようなイメージがあるかもしれませんが、実際にはそのようなことはありません。危険を感じた時に限って、表面の筋肉を収縮させて針を立てているのです。