産まれたての目があまり見えない子猫が母乳を飲める理由

産まれたての目があまり見えない子猫が母乳を飲める理由

猫は一度に3〜5匹の子猫を産みますが、子猫たちはおっぱいの獲り合いをすることはありません。なぜならば、母猫の乳首は6つあるため、きちんと1匹につき1つの乳首を提供する事が出来るのです。

さらに、子猫たちには自分専用の乳首が決まっています。子猫たちは生まれたてで目があまり見えない時でも、嗅覚によって乳首の臭いを感じ取り、自分専用の乳首を見つけています。

これは、力の強い子猫がおっぱいを独占してしまって、力の弱い子猫がおっぱいにありつけなくなるのをふせぐために、子猫は自分専用の乳首を吸うように先天的にプログラミングされているのです。

子猫は嗅覚で自分専用の乳首を探し当てるため、人間は出産後の母猫を洗ってはいけません。洗う事によって乳首の臭いが弱くなれば、子猫が自分専用の乳首を見つけられずに混乱するからです。