乳牛がいつもお乳が出るのは妊娠を繰り返しているから

乳牛がいつもお乳が出るのは妊娠を繰り返しているから

人間の女性は子どもを産んではじめて母乳を出すことが出来るのと同様、乳牛も仔牛を産んで初めてお乳を出すことが出来ます。

牛は約280日間妊娠します。そして仔牛を産むと、約10ヶ月間に渡って牛乳を出すことが出来ます。乳牛は1日に25リットルのお乳を出しますから、10ヶ月間では約7500リットルものお乳を出します。これは本来仔牛が飲むはずのものですが、これを我々は分捕って飲んでいるのですから、誠に勝手なものです。

10ヶ月間に渡ってお乳を出した乳牛は、お乳がでなくなると、再びお乳を出すために妊娠させられます。そして妊娠すると280日に渡って妊娠し、出産すると再び10ヶ月間に渡ってお乳を出してくれます。

ちなみに、乳牛はこの妊娠→出産→お乳を出す→妊娠→出産→お乳を出す・・・を5〜6回繰り返し、これを終えると役目を終えます。これを知ると1杯の牛乳にもありがたみが増しますね。