カレーライスとライスカレーの作り方の違い

カレーライスとライスカレーの作り方の違い

カレールーをご飯にかけて食べる料理のことをライスカレーとも、カレーライスとも呼ばれます。両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

この食べ物の本来の名前はライスカレーでした。明治初期に日本に入ってきたカレーが大正時代に軍隊食に取り入れられ、これを兵隊たちが家でも作るようになったことから一般家庭にも広がりました。この当時、カレーはまだライスカレーとのみ呼ばれていました。

カレーライスという呼称が生まれたのは1960年代に入ってからです。庶民的な食べ物だったライスカレーを、ご飯とカレールーを別々の容器に持って高級なイメージで売り出そうとした時、このカレーを庶民的なイメージから切り離すためにカレーライスと呼んだのでした。

こういった歴史的背景を考えると、「ご飯とカレールーが一緒の皿に盛られているもの」をライスカレーといい、「ご飯とカレールーが別々の食器に盛られているものこと」をカレーライスと区別する事が出来ます。