由布院と湯布院の違い

由布院と湯布院の違い

大分県の観光名所であり、温泉と芸術のまち「ゆふいん」ですが、「ゆふいん」といれて検索しようとすると「湯布院」と「由布院」の二通りの漢字がでます。どちらが正し漢字なのでしょうか?

答えは「どちらも正しい」です。温泉名、駅名、ホテル名などでは「由布院」の漢字を用い、ゆふいん町の正式名称としては「湯布院」の漢字を用います。

これは、現在の湯布院町は、かつての由布院町と湯平町が合併してできた町です。合併に際して、湯平町の一字である「湯」をとって由布院と混ぜ、「湯布院町」となったのです。

このため、温泉やホテルや駅などといった由布院町の時代から残るものにはすべてそのまま「由布院」の漢字が用いられ、決して誤りではありません。温泉名や盆地名にもちいる「ゆふいん」の漢字を書くならば「由布院」、街の名前として書くならば「湯布院」となり、町も温泉も一緒くたにして表したいならば「湯布院」でも「由布院」でも間違いではないのです。