なぜ?食中毒が多い季節は夏ではなく秋

なぜ?食中毒が多い季節は夏ではなく秋

春・夏・秋・冬のうち、どの季節がもっとも食中毒が多いか御存知ですか?答えは夏ではなく秋なのです。

意外に思った人も多いことと思いますが、これには理由があります。たしかに夏は最も暑い季節であるため、食物は腐敗しやすいと言えます。それだけに人は腐敗に対する警戒心が強く食品の管理には気を使います。その結果、食中毒はそれほど多くないのです。

それに対して秋は涼しくなるので、人は腐敗に対する危機感が薄れてしまいます。そのため、腐敗している食物を口にしてしまい、その結果食中毒になってしまうのです。

ちなみに、食中毒の原因となるのはサルモネラ菌と腸炎ビブリオ菌です。これらの菌は気温25度以上で繁殖するため、秋はまだまだ侮れない時期です。