もやしの先が曲がっている理由

もやしの先が曲がっている理由

市販されているモヤシの形を見ると、芽の反対方向に行くにつれてひょろりと細くなっており、芽の部分は釣り針のように曲がった形をしています。

これは大豆の種が地上に芽を出す時、土を押しのけるために釣り針状になるのです。もしこのように曲がっていなければ、先端の芽だけで土を押しのけることになってしまい、そうなると芽が傷つく可能性があります。芽が傷つけば、たとえ地表に芽が出たとしても双葉を開くことが出来なくなってしまいます。茎が釣り針状にまがっているのは、芽を守るための働きなのです。

食用のモヤシは、芽を出した後も暗闇で育てられるため、双葉を開くことなく、成長はしていても生まれたままの釣り針状の形をして出荷されています。