お茶漬けの素にあられが入っている理由

お茶漬けの素にあられが入っている理由

市販のお茶漬けの素をご飯にさらさらとかけると、ほとんどの場合あられが入っています。メーカーによって細長いあられだったり、小さな丸いあられであったりと形状に違いはあるものの、なぜあられが入っているのでしょうか。お湯を書けるとふやけるから食感を楽しむのでもなし、疑問に思ったことがある人もいることと思います。

当初歯触りや香ばしさを出そうとして入れられました。しかしお湯をかけるとそんなものは感じることができませんでした。失敗したな、と開発者は思ったのですが、同時に中身が全く湿気を帯びていないことに気づきました。あられは乾燥材の役割を果たしていたのです。

戦後間もない昭和20年代にお茶漬けの素は流通し始めましたが、此の時の日本はまだ今のように乾燥材の技術が進歩していなかったため、あられの果たすこの機能は、お茶漬けの素にかかせないものとなったのでした。