牛乳を腐らせて作ったヨーグルトがさらに腐る理由

牛乳を腐らせて作ったヨーグルトがさらに腐る理由

一言に「腐る」といいますが、「腐る」という事には二種類の腐敗があります。一つはいい腐敗であり、「発酵」と呼ばれます。発酵食品の代表的なものはヨーグルトであり、ヨーグルトは牛乳がよい腐敗、すなわち発酵した末にできた食品です。発酵は牛乳にヨーグルトを作るための微生物がはいり、上手い具合にいい腐敗をしていったのです。 

一方、悪い腐敗では、不適切な微生物が食品に混入して繁殖し、なかで毒素を作るために食べられなくなることです。悪い腐敗をした食品は悪い微生物の作った毒素でいっぱいであるため、食べると食中毒を起こしてしまいます。

したがって、いい腐敗によって一旦ヨーグルトとなったとはいえ、その後不適切な微生物が混入し、ヨーグルトの中で悪い腐敗を起こすと、ヨーグルトは食べられなくなるのです。