七味唐辛子の入れ物がひょうたん型をしている理由

七味唐辛子の入れ物がひょうたん型をしている理由

食堂などで、唐辛子を提供するのにひょうたん型の入れ物に唐辛子をいれていることがありますが、これはなにか特別な意味があるのでしょうか?

これは、もともと唐辛子が、実際にヒョウタンに入れられていたことによります。唐辛子は乾燥した状態を保っておく必要があるため。乾燥剤などのなかった昔は、湿気を吸い取る性質をもったヒョウタンに入れるのが適していたのです。そのスタイルが今でものこって、ヒョウタンの形をした木製の入れ物に入れられることがあると言うわけです。

ちなみにヒョウタンは瓜の一種であり、熟した実の中身を取り出して乾燥させることによって、容器として使う事が出来ます。ことわざにも登場するように、日本人の生活には身近なものでした。