ボタンダウンシャツの襟にボタンがついている理由

ボタンダウンシャツの襟にボタンがついている理由

男の着用するシャツの一種に、ボタンダウンというものがあります。ボタンダウンのシャツでは、襟の先にボタンが付いていると言うのが特徴ですが、なぜ襟の先にボタンをつけるようになったのでしょうか。

ボタンダウンの歴史は1900年にさかのぼります。ボタンダウンの考案者はブルックス・ブラザース社という紳士服店の店主であったジョン・ブルックスという人物でした。彼はイギリスでポロ競技(馬に乗って棒でボールを打ち、得点を競う競技)を観戦していました。

ポロ競技は紳士のスポーツであったため、服装も襟のあるシャツに限定されていましたが、ブルックスは選手たちがボールを打つたびに襟が頬に当たっていることに気づきました。そこで襟の先にボタンのついたボタンダウンを発明したところ、新しいもの好きのニューヨーカーたちの間で定着したのでした。