アルミホイルはどっちが表でどっちが裏?

アルミホイルはどっちが表でどっちが裏?

アルミホイルを見てみると、表は鏡のようにピカピカしており、裏は光沢が鈍いことが分かります。これは表と裏を見分けるためだと思っている人がいるかもしれませんが、実はそうではありません。

アルミホイルの製造過程を見ると、この理由が分かります。アルミホイルを作るためには、まず「熱間圧延」といって、400度以上に熱したアルミニウムをローラーで伸ばします。続いて「冷間圧延」という方法で空気冷却で伸ばします。この後これをさらに薄く延ばすために、「荒箔圧延」という方法で何回もローラーで伸ばします。

荒箔圧延の際に、これ以上薄くならないところまで行くと、最後にアルミホイルを2枚重ねて更に薄くのばします。これが仕上げになるのですが、この時ローラーと接触する面はピカピカになり、アルミに面していた面は光沢が鈍くなるのです。