桜の花の「開花宣言」の基準

桜の花の「開花宣言」の基準

毎年春になると、気象庁から都内の桜の開花宣言が出されますが、これは何を基準にして桜の花が開花したと判断されているのか、気になったことがあるのではないでしょうか?

これは、東京の標準木とされている靖国神社の三本のソメイヨシノを開花宣言の基準としてあらかじめ決めておき、この三本のソメイヨシノにのうち2本に、5〜7輪の花が開いた時点で開花宣言が発表されるようになっています。

もともとは気象庁の構内にあるソメイヨシノを標準木として観測していましたが、都市開発の影響を懸念して、1966年により都市開発の影響を受けにくい靖国神社のソメイヨシノを観測対象とするようになったのです。

ちなみに「満開」というのは80%以上の花が開いた状態を指します。