なぜ?母の日にカーネーションを贈る理由と由来

なぜ?母の日にカーネーションを贈る理由と由来

五月の第二日曜日は母の日ですが、これはもともとアメリカの習慣です。

あるアメリカの少女が、亡くなった母の命日にパーティを開いて母を偲んだのですが、その際に霊前にカーネーションの花を供えたのでした。キリスト教の伝えでは、ゴルゴダの丘に向かうイエスを見て悲しんだ聖母マリアが流した涙がカーネーションになったという伝説があり、このことからカーネーションの花ことばは「母の愛」となりました。このことから、少女は母の霊前にカーネーションを供えたのでした。

日本には大正時代に、キリスト教団体によって伝えられましたが、戦後になって広く知られるようになりました。

アメリカと日本のカーネーションの用い方には違いがあります。それは、アメリカでは母の日に子供が胸につけるのに対して、日本では母に贈るという点ですが、これは日本の花屋の戦略です。胸につけるのであれば一本しか売れませんが、母に贈るのであれば花束として売ることが出来ます。このことから、母に対してカーネーションを花束で送ることが定着したのでした。