婦人服のサイズの規格が奇数表記の理由

婦人服のサイズの規格が奇数表記の理由

男物の服のサイズはS、M、L、LLというふうに分類されますが、婦人服のサイズは5,7,9,11,13というふうに奇数の番号で表示されます。これは、洋服専門店の人々がアメリカに行った際に、アメリカで用いられていたサイズ表示をそのまま日本に持ち帰ったことに由来します。

アメリカ式が奇数だったからそれをそのまま採用した、というのが婦人服のサイズ表示が奇数である理由ですが、奇数表示が導入された数年後には偶数表記の婦人服も開発されたことがあります。しかしその時、奇数表示をスリム型、偶数表示をふっくら型として売り出したため、この「ふっくら型」というのが女性の間では当然受け入れられませんでした。このため奇数表示のみが残され、偶数表示がなくなったのでした。