両国国技館の土俵の土は茨城県の土が使われる

両国国技館の土俵の土は茨城県の土が使われる

両国国技館の土俵は、場所ごとに作りなおされています。表面の土を削り落し、新しい土をまぜて、厳重に固めます。

この固める作業には20人もの人が動員され3日間かけて手作業で固め直されます。なにしろ土俵の上を巨漢の力士たちが大暴れするのですから、時間を十分にかけて厳重に固めなければならないのです。固くなければ力士が投げ飛ばされるたびに土俵が崩れてしまうことでしょう。固める作業の仕上げにはなんとビール瓶を用いています。

土俵づくりに使われる土は8トンにもなります。両国国技館の土俵に使われる土は、茨城県筑波近郊の土と決まっていて、トラックで運ばれてきます。地方巡業の際の土俵には、それぞれ地方の土を使って作られています。