脳内麻薬が分泌されて起こるランナーズハイの仕組み

脳内麻薬が分泌されて起こるランナーズハイの仕組み

人間の脳には、苦しみや強い痛みによるストレスを受けた時に防御反応が起きることで、脳内に麻薬を分泌する作用があります。その脳内麻薬とはエンケファリンやエンドルフィンなどがそれにあたり、エンドルフィンはモルヒネの5倍の作用があるとされます。脳下垂体から分泌されるこれらの物質は、痛みやストレスを和らげてくれます。

マラソンランナーはマラソン中に「ランナーズハイ」というものを感じるといいますが、ランナーズハイも脳内麻薬が出ることによって快楽を感じてハイになっているのです。出産の時にも、女性の脳内では通常の6倍ものエンドルフィンが分泌されることによって、出産にともなう激しい痛みを緩和しているのです。