なぜ?五輪など体操競技で男女の種目が違う理由

なぜ?五輪など体操競技で男女の種目が違う理由

体操の種目では男女で違います。男子は床運動、跳馬、鉄棒、平行棒、吊り輪、鞍馬です。一方女子は床運動、跳馬、段違い平行棒、平均台であり、両者のうち同じ競技は床運動と跳馬のみです。

この違いには、男女での体のつくりの違いによります。鉄棒、平行棒、吊り輪、鞍馬を行うためには屈強な筋肉が必要なため、柔らかい筋肉しか持っていない女子には不可能な競技なのです。無理に行おうとすれば筋肉が切れてしまいかねません。

一方段違い平行棒と平均台が男子の競技にないのは、競技中にミスを起こしてしまった時に、器具で股間を強打すると大きなケガになりかねないからです。

床運動と跳馬は足腰のばねがあればできる競技なので、男女共通の競技なのです。